日経平均株価で市場全体の流れをつかむ

日経平均株価は市場全体の流れをつかむために便利な株価指数です。今回は日経平均でチェックすべき3つのポイントを解説します。

直近の値動きの幅を把握する

1つ目のチェックポイントは直近の値動きです。前日・数日間・1週間といった直近の最高値、最安値などをチェックし、どのくらいの範囲で日経平均株価が推移しているか把握します。

特に、価格の下げ止まりを示すサポートライン(支持線)や頭打ちになっているレジスタンスライン(抵抗線)をチェックしておくと、価格変動の把握に役立ちます。

サポートラインを下回ると株価が下げるサインとなりますし、レジスタンスラインを突破すると株価が上昇する兆候とみなせるからです。

中長期的なスパンで株価の推移を見る

2つ目のチェックポイントは、中長期的な値動きです。数ヶ月・半年といったスパンで日経平均がどのように動いているか把握することで、日本経済全体の傾向が見えてきます。

株価は景気の先行指標と考えられており、中長期的に日経平均が上昇するようであれば、投資家が景気回復を期待して株を買っているとわかります。反対に、日経平均の下落傾向が続いているときは、投資家が景気後退を心配して株を売っていることがわかります。

経済ニュースとの関連をつかむ

日経平均はさまざまな要素で変動します。日本とアメリカの金利差、国際情勢、日本国内の政治動向など経済に関連するニュースが報じられると、日経平均は大きく変動します。

過去の日経平均と経済ニュースとの関連を調べておくことで、経済ニュースと株価の関係を理解することができるでしょう。