
ねんきん定期便で「毎月いくらもらえるか」を確認する方法
ねんきん定期便は、保険料納付の実績や将来の年金見込みを知らせるため、日本年金機構から毎年誕生月に送られる通知です。自分の年金記録を確認し、将来の受給額をイメージするための資料です。
50歳未満は「これまでの加入実績に応じた年金額」
50歳未満の方に届くねんきん定期便には、これまでの加入実績を基に算出した老齢年金の額が表示されます。今後の加入見込みは反映されておらず、老齢厚生年金についても従前額保障や経過的加算といった調整はまだ加味されていないため、実際に将来受け取る額とは差が生じる点に注意が必要です。
50歳以上は「60歳まで加入を続けた場合の見込額」
50歳以上の方に届くねんきん定期便には、現在加入している年金制度に60歳まで同じ条件で加入し続けたと仮定して算出した年金見込額が、従前額保障や経過的加算も含めて表示されます。なお、60歳以上65歳未満の方に届くはがきには、作成日時点の記録に基づき65歳から受け取る場合の年金見込み額が表示されます。
ねんきんネットで詳しく試算する方法
ねんきん定期便の内容だけでなく、より詳しい条件で将来の見込み額を試算したい場合は、日本年金機構のねんきんネットを利用する方法もあります。働き方や受給開始時期を変えた場合の見込額を、自分で条件を設定して確認できます。
年金はいつ振り込まれる?支給日の仕組み
年金の受け取り方には決まったルールがあります。あらかじめ振込のタイミングを知っておくと、老後の家計管理にも役立ちます。
偶数月15日・年6回、前2か月分をまとめて支給
年金は原則として年6回、偶数月の15日に支払われます。各支給月には前2か月分がまとめて支払われる仕組みで、例えば4月には2月分と3月分が、8月には6月分と7月分が振り込まれます。
| 支給月 | 支払われる対象月分 |
|---|---|
| 2月 | 12月分・1月分 |
| 4月 | 2月分・3月分 |
| 6月 | 4月分・5月分 |
| 8月 | 6月分・7月分 |
| 10月 | 8月分・9月分 |
| 12月 | 10月分・11月分 |
15日が土日・祝日のときの取り扱い
15日が土曜・日曜・祝日にあたる場合は、直前の平日に前倒しで振り込まれます。カレンダー上の15日だけでなく曜日や祝日もあわせて確かめておくと、入金日の勘違いを防げます。
受け取る年金額を増やす方法もある
繰下げ受給という選択肢
老齢年金は原則65歳から受け取れますが、受給を始める時期を66歳以降に遅らせる「繰下げ受給」という選択肢もあります。受給開始を遅らせるほど、その後受け取る年金額が増額される仕組みになっており、健康状態やほかの収入の見通しに応じて検討する余地があります。
まとめ
年金の受給額は、国民年金だけか厚生年金があるかに加え、加入期間や納付状況、収入によって大きく変わります。令和8年度の目安として、国民年金の満額は月額70,608円、厚生年金の平均月額は15万289円前後、モデル年金額は月額237,279円です。遺族年金も加入状況によって額が異なり、実際に受け取る年金は税金や社会保険料が差し引かれた手取り額になる点にも注意が必要です。ねんきん定期便やねんきんネットで自分の記録を確認し、繰下げ受給といった選択肢もあわせて押さえながら、老後の生活設計を具体的に考えていきましょう。