空き家・古い家の解体費はいくら?見積もり比較と業者選びのポイント

解体見積もりで金額差が出る項目と比較方法

空き家解体で相見積もりを取る目的は、単純に一番安い会社を探すことだけではありません。工事範囲と追加費用の条件を確認し、同じ内容で比較できる状態にすることが重要です。

本体工事費と付帯工事費を分けて見る

まず確認したいのが、建物そのものを壊す費用と、それ以外の工事が分けて記載されているかです。門扉、塀、庭木、庭石、物置、カーポートなどの撤去は別料金になることがあります。

例えばA社は建物解体費が安くても外構撤去が別料金、B社は建物解体費がやや高くても外構まで含んでいる可能性があります。この状態で総額だけを比べると、どちらが実際に安いか分かりません。

残置物の処分範囲を確認する

相続した実家では、家具、布団、食器、本、家電などがそのまま残っていることがあります。これらの片付けを解体業者へ依頼する場合、建物の解体とは別の処分費が計上されることがあります。

自分たちで処分できる物を先に片付ける方法もありますが、自治体の分別・処分方法に従う必要があります。遠方の実家などで片付けが難しい場合は、残置物処分を含めた見積もりを依頼した方が全体費用を把握しやすくなります。

道路条件と重機の入りやすさでも変わる

前面道路が狭い、隣家との距離が近い、敷地まで重機が入れないといった条件では、手作業が増えたり、小型重機への変更が必要になったりします。住宅密集地では養生の範囲や搬出方法によっても費用が変わります。

そのため、正確に比較するなら住所や坪数だけの概算ではなく、現地を確認した後の正式見積もりを比べるのが基本です。

追加費用が発生する条件も聞いておく

解体後に地中から古い基礎、浄化槽、井戸、廃材などが見つかる場合があります。事前に確認できない地中埋設物については追加費用になることもあるため、「何が見つかった場合に追加料金となるのか」「作業前に金額を確認できるか」を契約前に確認しておきましょう。

見積もりは、安さだけでなく工事範囲と追加費用の条件までそろえて比較することが大切です。次のページでは、古い家を壊して更地にしてから売るか、建物を残したまま売るかを考えます。