貯金が2,000万円以上あると、老後資金について「ある程度は安心」と感じる人もいるかもしれません。しかし、持ち家に住んでいる場合、現金だけを見て資産を判断するのは少し危険です。
なぜなら、自宅やマンション、土地も大きな資産の一部だからです。預金通帳の残高はすぐに確認できますが、自宅の現在価値は、購入時の価格や固定資産税の通知だけでは正確にわかりません。
今すぐ売却する予定がなくても、自宅の価値を知っておくことは、老後資金、住み替え、相続、リフォーム、空き家対策を考えるうえで重要です。住宅査定や不動産売却査定は、家を売る人だけでなく、資産の棚卸しをしたい人にとっても役立ちます。
貯金2,000万円でも「自宅の価値」を知らないと判断を誤る
2,000万円以上の貯金があれば、日常生活にすぐ困ることは少ないかもしれません。ただし、老後は予想外の出費が重なりやすい時期です。医療費、介護費、家の修繕費、住み替え費用、家族への相続対策など、まとまったお金が必要になる場面があります。
そのとき、自宅の価値を知らないままだと、選択肢を正しく比べられません。
たとえば、今の家に住み続けるのか、コンパクトなマンションへ住み替えるのか、将来的に売却して資金化するのか。こうした判断をするときに、自宅がいくらくらいで売れそうなのかを把握していないと、計画がぼんやりしたままになります。
特に、長く住んでいる家は「昔いくらで買ったか」という記憶が基準になりがちです。しかし、不動産の価格は、築年数、立地、周辺環境、管理状態、土地の形状、近隣の需要などによって変わります。購入時の価格と現在の売却価格は、同じとは限りません。





