
毎月返済しているのに借金がなかなか減らない場合、返済額の一部が利息に充てられ、元金の減りが小さくなっている可能性があります。返済状況の確認方法と、弁護士・司法書士へ借金相談する際の選び方を整理します。
この記事でわかること
- 毎月返しても借金が減りにくい理由と相談先
- 借金返済で元金が減る仕組みと確認項目
- 任意整理・個人再生・自己破産の違い
- 弁護士・司法書士へ相談する流れと準備
- 借金相談の費用・注意点と相談先の選び方
毎月返しても借金が減りにくい理由と相談先
カードローンやキャッシング、クレジットカードのリボ払いなどの返済では、支払った金額がそのまま借入残高から差し引かれるとは限りません。多くの契約では返済額の中から利息などが支払われ、残った部分が元金の返済に充てられます。
返済額のうち元金に充てられる金額を確認する
たとえば借入残高50万円、年15%の金利と仮定すると、単純に1か月分として計算した利息は約6,250円です。月1万円を返済しても、単純計算では元金に回るのは約3,750円となります。
実際の利息は契約条件や利用日数、返済方式などによって計算方法が異なりますが、「毎月1万円返しているから残高も1万円ずつ減る」とは限らない点が重要です。返済後に再び借り入れたり、リボ払いを追加したりすれば、さらに残高が減りにくくなります。
まず確認したいのは残高・金利・毎月の返済額
返済が長期化している場合は、借入先ごとに「現在の残高」「適用金利」「毎月の返済額」「返済日」を並べて確認します。複数社から借りている場合は、1社ずつではなく借金全体を見ることが大切です。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 借入残高 | 現在いくら返済する必要があるか把握する |
| 金利 | 毎月発生する利息の大きさを確認する |
| 毎月の返済額 | 元金にどの程度充てられているか確認する |
| 借入先の数 | 返済総額と支払日の管理状況を把握する |
借金相談には複数の窓口がある
返済を続けることが難しい場合は、弁護士事務所や認定司法書士の事務所へ相談できます。また、公的・中立的な窓口として、法テラス、各地の弁護士会・司法書士会、金融庁が案内する多重債務相談窓口、日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)などもあります。
法テラスでは一定の収入・資産要件などを満たす人を対象に無料法律相談や弁護士・司法書士費用の立替制度を設けています。JCCOではクレジットや消費者ローンなどについて無料相談を行い、条件が合えば任意整理の支援を受けられる場合もあります。
専門家へ相談したからといって、必ず債務整理を行うわけではありません。現在の収入、生活費、借入総額、返済状況を確認し、そのまま返済を続けられるのか、返済条件の見直しや法的手続を検討する必要があるのかを整理することが相談の第一歩です。
次のページでは、なぜ利息によって元金が減りにくくなるのか、返済明細のどこを確認すればよいのかを具体的に見ていきます。