普通預金金利と金利優遇を比較するときの注意点
銀行口座を見直すとき、「普通預金金利が高い銀行へ移した方がよいのでは」と考える人もいるでしょう。ただし、ネット銀行などで表示される高い金利には、残高やサービス利用などの条件が設定されている場合があります。
通常金利と優遇金利は別に確認する
楽天銀行の通常の普通預金金利は年0.40%ですが、楽天証券との口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金残高1,000万円以下の部分には年0.48%、1,000万円を超える部分には年0.42%が適用されます。
auじぶん銀行では通常の円普通預金金利が年0.410%で、au PAYアプリとの連携、au PAYカードの引き落とし、対象証券会社との連携など、条件に応じた金利上乗せがあります。
このように比較するときは「最大年○%」だけを見るのではなく、自分が実際に満たせる条件で何%になるのかを確認することが重要です。
100万円預けた場合の差を考える
仮に100万円を1年間預け、残高が変わらなかったとして単純計算すると、年0.40%なら税引前の利息は約4,000円、年0.50%なら約5,000円です。差は税引前で約1,000円となります。
預金額が500万円なら同じ0.10ポイントの金利差でも単純計算の差は年間約5,000円になります。預金額が大きい人ほど金利を比較する意味は大きくなりますが、実際の利息は残高の変動や利息計算方法、税金などによって異なります。
優遇を受けるための条件もコストと考える
金利を上げるために、証券口座との連携やカードの引き落としなどが必要な場合があります。もともと利用する予定のサービスであれば問題ありませんが、高い金利だけを目的に不要なサービスまで増やすと、口座管理が複雑になることもあります。
また、普通預金は一般に変動金利です。現在の金利が将来も続くわけではなく、金融情勢などに応じて銀行が変更することがあります。口座開設時だけでなく、その後も適用金利を確認するとよいでしょう。
次のページでは、日常的な銀行利用で差が出やすい振込手数料やATM、定期預金を含めて比較します。