ネット銀行を利用する前に確認したい注意点
ネット銀行には預金金利や手数料に特徴がありますが、店舗型銀行より常に使いやすいとは限りません。メイン口座を変更する前に、自分の使い方で不便になる点がないかも確認しましょう。
対面の窓口が必要な人は使い分けも考える
ネット銀行は、口座開設から振込、定期預金など多くの手続きをスマートフォンやパソコンで行える一方、一般的な銀行のような有人店舗を持たないケースがあります。
普段はアプリだけで十分でも、対面で相談したい人や現金を扱う機会が多い人は、店舗型銀行を残しながらネット銀行を併用する方法もあります。「メイン口座は一つだけ」と決める必要はなく、生活費用と貯蓄用など目的別に分けることもできます。
最大金利や無料回数の条件を確認する
普通預金の優遇金利やATM・振込手数料の無料回数は、預金残高、給与受取、関連サービスの利用などによって変わる場合があります。条件を満たさなくなれば翌月以降の優遇内容が変わるケースもあります。
また、期間限定キャンペーンの金利と通常金利は分けて考える必要があります。たとえばPayPay銀行では、2026年11月1日からステップアップ円預金の金利引き上げが予定されています。このように預金金利は変更されるため、比較や口座開設を行う時点で最新条件を確認することが重要です。
預金保険制度の保護範囲を知っておく
日本国内の対象金融機関に預けた利息の付く普通預金や定期預金などは、金融機関が破綻した場合、預金者1人につき1金融機関ごとに合算して元本1,000万円までと、その利息等が預金保険制度で保護されます。
一方、無利息、要求払い、決済サービスを提供できるという要件を満たす決済用預金は全額保護されます。まとまった預金を一つの銀行へ移す場合は、金利だけでなく預金保険制度の範囲も確認しておきましょう。
アプリやネット利用時の安全管理も必要
インターネットバンキングを使う場合は、銀行を装ったメールやSMSからログインせず、公式アプリや登録済みのサイトからアクセスすることが重要です。生体認証やワンタイムパスワードなど、銀行が用意している本人認証機能も設定しておきます。
銀行口座を見直すときは、普通預金金利だけで結論を出さず、振込手数料、ATM、定期預金、給与受取、優遇条件まで含めて比較することが重要です。現在の口座の使い方を確認したうえで、楽天銀行、auじぶん銀行、PayPay銀行、ドコモSMTBネット銀行などのネット銀行と、三菱UFJ銀行などの店舗型銀行を同じ条件で比べると、自分に合うメイン口座を選びやすくなります。
<参考サイト> 三菱UFJ銀行 / 楽天銀行 / auじぶん銀行 / PayPay銀行 / ドコモSMTBネット銀行 / 金融庁