投資前に決めておきたいルール

株価が上がったり下がったりしてから判断しようとすると、感情に左右されやすくなります。購入前に投資額、保有目的、確認時期などを決めておくことが大切です。

投資上限を決める

半導体株の価格が上昇すると、さらに買い増したくなることがあります。しかし、買い増しを続けると、気付かないうちに資産全体の半導体比率が高くなります。

半導体株へ投資する金額の上限を決め、上限を超えた場合は新規購入を控えるなどのルールを設けます。

定期的に資産配分を確認する

半導体株が大きく上昇すると、当初は小さかった投資割合が大きくなることがあります。定期的に資産配分を確認し、自分が受け入れられる範囲を超えていないかを見ます。

比率が高くなりすぎた場合は、一部を売却する、新規資金を別の資産へ回すなどの方法があります。

売却理由を株価だけで決めない

株価が少し下がっただけで売却すると、その後の回復を逃す可能性があります。一方、「長期投資だから」と事業悪化を無視して保有し続けることも適切とは限りません。

主力製品の競争力、利益率、顧客、財務状態など、購入時に評価した条件が変わったかを確認します。

預金か半導体株かの二択にしない

退職金を預金だけで保有すると、物価上昇によってお金の購買力が低下する可能性があります。一方、退職金の大部分を半導体株へ投資すると、株価下落によって老後資金が大きく減る可能性があります。

重要なのは、預金か投資かのどちらか一方を選ぶことではありません。生活費や予定支出を預金で確保し、長期間使わない余裕資金の一部について投資を検討することです。

半導体株へ投資する場合も、一社へ集中せず、個別株、ETF、投資信託などの特徴を比較します。さらに半導体以外の業種や資産も組み合わせ、退職金全体が一つの市場環境に左右されない状態を目指しましょう。